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  • 検査キット/培地
  • 動物用体外診断用医薬品

ラピッドベット-H 犬血液型判定キットII

対象動物

概要

《動物用体外診断用医薬品》
カンサス州立大学のライセンスを受けて、イタリアのAgrolabo社が製造している犬赤血球型(DEA1.1)判定用キットです。
※DEA:Dog Erythrocyte Antigen(犬赤血球抗原)

詳細

効能・効果

犬の赤血球型(DEA1.1)の判定

使用方法

検体採取:
(1)抗凝固剤としてEDTAを用いて検査対象の犬から血液検体(0.4mL以上)を採取する。

自己凝集検査:
(2) 凝集カードをポリエチレン袋から取り出し、平らなテーブルの上に置く。
(3) 凝集カードに犬の名前/番号、検査日を記載する。
(4) 自己凝集判定用ウェルに希釈液を1滴(約40μL)滴下する。
(5) ピペットを使って犬の血液検体を採取し、1滴(約50μL)自己凝集判定用ウェルに滴下する。約10秒間にわたって、ウェルの中の血液全体を攪拌棒でよく混合する。
(6) わずかではあるが、血液検体が自己凝集反応を呈す場合がある。もし凝集反応が認められた場合は検査を中断し、カード上の血液が乾燥した後、記録として保管する。
(7) 自己凝集反応を呈さない血液検体は、次の血液型判定のステップに進む。

検査:
(8) 希釈液を血液型判定用ウェルに1滴(約40μL)滴下し、新しい攪拌棒を使い、下方向に押さえるようにして攪拌し、抗体を溶解させる。
(9) 犬の血液検体が入った容器を緩やかに振り、固形成分を再懸濁させる。
(10)ピペットを使って犬の血液検体を採取し、「血液型判定用」と記載されているウェルに1滴(約50μL)滴下する。攪拌棒を使い、約10秒間ウェルの中の血液全体をよく混合する。(*注)
(11)血液型判定用ウェルの中の血液が完全に混合するように、約2分間にわたってカードを揺り動かす。ただし、血液型判定用と自己凝集判定用ウェルの間の血液同士が混合しないように注意する。
(12)(4)~(5)の自己凝集判定用ウェル及び(8)~(11)の血液型判定用ウェルの操作は、同時併行的に実施することもできる。
(13)カードを約10度の角度に傾斜させ、ウェルの底部に過剰な血液を移すようにする。カードの上端を乾燥剤のパック上に置くと、適度の傾斜が確保される。
(14)結果を判定する。
(15)凝集カードは、血液が乾燥した後でポリエチレン袋に入れ、記録として保存する。
*注:凝集塊が崩れてしまうため、強く混合しすぎないこと。

判定方法:判定は、判定基準表に基づいて行う。
(1) 陽性 :自己凝集判定用ウェルに凝集が認められず、血液型判定用ウェル上に凝集が観察された場合、DEA1.1陽性と判定する。
(2) 陰性 :自己凝集判定用ウェルに凝集が認められず、血液型判定用ウェル上に凝集が観察されない場合、DEA1.1陰性と判定する。

貯法

2~7℃

有効期間

2年間

包装

(1)凝集カード…5枚
(2)希釈液…3mL×1
(3)ピペット…10本
(4)攪拌棒…10本

製造元・輸入販売元・提携など

輸入先:アグロラボ(イタリア) 製造販売業者:共立製薬株式会社

備考

※この製品は動物病院にて取り扱われております。かかりつけの獣医師にご相談ください。