わんにゃん豆知識

ペットと暮らしているといつもいろいろな不思議や疑問にぶつかります。
そんな不思議、疑問を動物のお薬を作っている共立製薬株式会社が解決いたします!
(学術監修:石田卓夫先生)

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日常のケア / 犬編

第2回:ブラッシング

ブラッシングの効用

効用

ブラッシングの効用を考えてみましょう。
汚れを取り、毛並みを整えることができます。外部寄生虫(ノミ、ダニ)をいち早く発見でき、それに対処できます。被毛と皮膚を清潔に保てますし、ブラッシングのマッサージ効果で血行を良くして新陳代謝を高めます。その上、家族と犬とのスキンシップになります。

  1. 汚れを取る
  2. 抜け毛を処理して毛並みを整える
  3. 外部寄生虫(ノミ・ダニ)を発見する
  4. 被毛、皮膚を清潔に保つ
  5. 新陳代謝を高める
  6. スキンシップができる
  7. 全身の状態を観察できる
  8. 家族の支配性を強化できる
全身の状態の観察

全身をくまなくブラッシングすると、ちょっとした体の変化を発見することができます。
ブラッシングしながら様々な部位をチェックしましょう。病気の早期発見につながります。
歯、耳の中、お尻なども観察してください。歯磨き、耳掃除、肛門嚢(のう)絞りが必要な場合も少なくありません。

家族の支配性の強化

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人に慣れた犬なら、たいていブラッシングを喜びます。 ブラッシング中は家族の命令に従って静かにしなければなりません。動物病院で静かにしておく訓練にもなります。

ひっくり返って片方の足をあげお腹が丸見えです。この姿勢は服従の表現です。家族が支配性を強化するうってつけのチャンスと言えます。おおいかぶさるようにブラッシングすると、支配性強化の効果がさらに高くなります。

ブラッシングを嫌がる犬もいます。ブラッシングに慣れさせるために以下を試してください。

  1. 手で体の一部分(まずは犬の好きな部位:首・胸など)を撫でる
  2. 手で全身を撫でる(徐々に犬が嫌がる部位へ)
  3. ブラシを持った手で全身を撫でる(全身が無理なら一部分から)
  4. 体の一部分(犬の好きな部位)をブラッシングする
  5. ブラッシングの範囲を徐々に全身へ広げる

ブラッシングのコツ

ブラシの種類
ブラシの名称 用途と注意
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スリッカーブラシ
  • 長毛種向き(細かな曲がった針金がついたブラシ)
  • 抜け毛やもつれ毛を取り除く
  • あまり力を入れると痛がる
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ピンブラシ
  • 短毛種・長毛種(先の丸まった太い針金がついたブラシ)
  • 毛を伸ばすのが主要な用途(スリッカーブラシ使用後に)
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ラバーブラシ
  • 短毛種向き(ゴム製ブラシ)
  • 浮いた抜け毛を取り除く(少しずつ優しく)
  • 皮膚のマッサージ効果も
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獣毛ブラシ
  • 短毛種向き(豚毛など獣毛がついたブラシ)
  • 毛づやを良くする
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コーム
  • ブラッシング後の仕上げ用(金属製クシ)
  • もつれ、からみ、抜け毛の取り残しのチェック
  • 毛並みを整える
ブラッシングの実際

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超短毛種(短毛で滑らかな体毛を持った犬種):ラバーブラシで毛の流れに逆らってブラッシングし、その後獣毛ブラシで毛の流れに沿ってブラッシングする。最後に蒸しタオルで全身を拭くとさらに良い。

短毛種(体毛は短く、柔らかい下毛と上毛がある犬種):毛をかき分けて根元からスリッカーブラシ、ピンブラシでブラッシングする。コームを使って仕上げる。

中〜長毛種(長い体毛の犬種):スリッカーブラシやピンブラシを用い、毛の根元からもつれ毛・毛玉をほどく。コームで毛の流れに沿って梳いて仕上げる。長くて細い毛の犬種(ヨークシャーテリア、マルチーズなど)は念入りに優しくブラッシングする。

ブラッシングのポイント
  1. 短時間でも毎日
  2. 換毛期(春、秋)は念入りに
  3. 犬が嫌がらない程度
  4. 手でかき分けて根元から
  5. 「毛の流れに逆らって→仕上げは毛の流れに沿って」が基本
  6. もつれ毛、毛玉の処理はゆっくりと優しく(特にお腹は)
  7. 皮膚を傷つけないように
  8. 専門家(トリマー)にお願いすることも

※ラバーブラシで毛を抜くようなブラッシングを毎日行なうと、毛が薄くなることがあります。

注意点

  1. しつけの一環として小さな頃から慣れさせる
  2. トラウマにならないよう最初は嫌がらない程度に
  3. 話しかけながら明るく楽しく
  4. 爪切り、足裏の毛刈りも
小さな頃から

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生まれて初めてのブラッシングは、恐がったり、嫌がったりすることがあります。
全身を撫でてあげることから始めます。それに慣れたら体のほんの一部分をブラッシングします。そして徐々に全身へ広げていきます。嫌がったらすぐに止め、トラウマにならないように注意します。
コミュニケーションの一環として話しかけながら楽しくやりましょう。

爪切りと足裏の毛刈り

ブラッシングとともに爪や足裏の毛をチェックし、伸びているようなら爪切りと足裏の毛刈りも行います。
自分でできないときは専門家に任せます。



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