埼玉工場Saitama Plant

施設概要

埼玉工場 航空写真
埼玉工場 航空写真
正式名称 埼玉工場
所在地 埼玉県熊谷市冑山9-10 [Google Map
主な役割
  • 動物用医薬品の製造
  • 混合飼料、飼料添加物の製造
  • 輸入動物用医薬品の検査包装
代表的な製品 注射用抗生物質製剤、注射用ビタミン剤、消炎鎮痛剤、輸液、動物用駆虫剤、混合飼料・飼料添加物

生産ラインの特徴

埼玉工場は畜水産動物(牛、豚、鶏など)に使用する医薬品や飼料の製造工場で、バイアル注射剤、ポリボトル補液類、液剤他の一般薬、飼料添加物や混合飼料を主力製品としています。
その他、輸入医薬品の検査・包装、動物用医療機器の検査・包装も手掛けています。その製品群は多岐にわたり、少量多品種を取り扱う工場となっています。そのため、個々の製造設備は多品種に対応できるように設計され、小回りがきく設備となっています。

役割

主に畜水産動物に使用される生物学的製剤以外の一般的な液状医薬品や飼料を担当しています。当社のコンプライアンス行動規定のもと、関係法令や医薬品GMPおよび社内規定を遵守し、徹底した製造管理と品質管理を行い、高品質な製品の安定供給に努めています。また、保有する生産ラインの特徴を生かした受託製造も行っています。
厳しい管理下で生産された製品群により、畜水産動物が健康で安全に生存できる環境を創造し、最終的には食品という形でフィードバックされ、我々が恩恵を授かる安全な動物性タンパクの提供に貢献することを目的としています。
また、人生の良き友、家族の一員とも考えられている犬・猫のための医薬品の製造も手掛けています。

施設紹介

埼玉工場は主要な12棟の建物で構成されています。2004年から現在まで新築、増改築、敷地拡張などを行い、開場当初からの建物も残っていますが、徐々に近代的な工場へと変貌を遂げています。
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1号棟:事務棟

2005年に竣工した建物です。少数精鋭で工場の全体受付や事務系業務の中心的な役割を果たしています。

2号棟:飼料工場

外見は開場当初の建物ですが、内部の改修を繰り返し、現在は10号棟の竣工に伴い、A飼料指定の経口液剤専用工場として稼働しています。これにより医薬品との完全分離を実現しました。
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3号棟:包装・倉庫

外見は古いままですが、2007年から内部を一部改装し、5号棟で製造したバイアルやポリボトル製品の異物検査室と包装室を備えています。残りのスペースは移動ラックを備えた原材料および製品の保管倉庫となっています。

4号棟:南倉庫

5号棟へ供給する注射剤製造グレードのUF水製造設備を備え、残りは倉庫スペースとして活用しています。
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5号棟:注射工場

1979年に竣工した注射工場をもとに、2007年に増改築によるリニューアル工事を行い近代的な設備を有する無菌注射剤製造工場として生まれ変わりました。この工場は3つの生産ラインを保有し、バイアルやポリボトルに充填する60品目を越える多品種の注射剤を製造しています。
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6号棟:参考品保管室

1986年~2004年まで品質管理課の実験室、事務室および参考品保管庫として使用していました。7号棟落成後、参考品保管庫として使用しています。
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7号棟:品質管理・開発等

2005年に新築した後、何度か改修を重ね、動物用医薬品の品質管理部門、開発部門の分室を備え、分析センター的な役割を果たしている建物です。一部に受託品専用の倉庫を備えています。
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9号棟:輸入品包装・倉庫棟

工場敷地拡張後に新築した最初の建物で、海外の製造業者へ委託製造している製品や海外製造業者から輸入した製品の検査と包装を行っています。倉庫部分には移動ラックを設置し、製品や原材料等の効率の良い管理を実現しています。
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10号棟:液剤医薬品工場

2012年に医薬品とA飼料の生産を完全に分離するために新築した医薬品専用の製造工場です。大半の設備を新規更新し、製造の効率化と増産を図っています。
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動物用駆虫剤工場

2012年に竣工した共立製薬唯一の動物用駆虫剤製造工場です。調液から充填、ピロー包装に至るまでの一貫ラインを装備し、効率的な生産を行っています。